末吉 智明 (すえよし ともあき)
1982年、兵庫県生まれ。
日本有数の高級墓石材「大島石」の産地・採石現場からキャリアをスタート。
石の目利き・現場作業・卸営業・墓石に関わる幅広い仕事を経験してきました。
現在は「お墓と終活」のトータルサポートを行う合同会社みかげの代表として、
墓じまい・改葬・納骨・墓石販売など、供養に関わるさまざまなご相談に向き合っています。
石の世界に入った原点
私は、代々続く石屋の家に生まれたわけではありません。
石の世界に入り、最初に立った場所は、
愛媛県今治市大島の採石現場でした。
そこで大島石の原石と向き合い、石を割り、石の性質を知り、
その後は原石卸売の営業、製造工場や石材店との仕事へと経験を広げていきました。
石は、同じように見えても一つひとつ違います。
石目、硬さ、割れ方、風化の仕方。
実際に現場に立たなければ分からないことがたくさんあります。
この現場経験が、現在の墓じまいや改葬の仕事にもつながっています。
略歴・経歴
愛媛県今治市大島の「ムラカミ石材(現:株式会社ムラカミ石材)」に入社。
銘石・大島石の採石および小割作業員として、石の性質と真摯に向き合う現場経験を積む。

原石卸売の営業を開始。
中四国・関西エリアを中心に、加工工場や石材店とのネットワークを構築。
個人事業主として「しまなみ石材販売」を開業。
合同会社みかげの前身として、大島石原石の仲買事業を展開。
原石の輸出、墓石製造工場および全国の小売石材店への完成品卸売へと事業を拡大。
「終活カウンセラー」資格を取得。
石材というハード面だけでなく、供養や人生の終盤に寄り添うサポートにも注力し始める。
「合同会社みかげ」を設立し、代表執行社員に就任。
私が大切にしていること
お墓をしまうことと、
供養する心をしまうことは、
同じではありません。
お墓という「石」がなくなっても、
そこに眠る人を大切に思う気持ちまでなくなるわけではありません。
「建てる」だけではなく、「しまう」時代へ
かつて石屋の仕事といえば、
お墓を建てることが大きな役割でした。
しかし、少子高齢化や家族のあり方の変化によって、
今では「お墓を建てたい」というご相談だけでなく、
「お墓をしまいたい」というご相談も増えています。
石屋としては、複雑な気持ちになることもあります。
長く続いてきた「お墓を建てる」という仕事が、
「お墓をしまう」という仕事へ変わっていくのですから。
それでも私は、
墓じまいは「供養を終わらせる仕事」ではないと考えています。
むしろ、これまでお墓に向けてきた気持ちを、
次の場所へ、次の世代へ、次の供養のかたちへつないでいく仕事だと思っています。
最後まで、きれいに返す
墓じまいで、私が大切にしていることがあります。
それは、墓所を「ただ撤去して返還する場所」と考えないことです。
賃貸の家を明け渡すとき、
部屋が汚れたままでは、誰だって気持ちよく返せないと思います。
部屋なら自分で掃除できます。
でも、お墓はそうはいきません。
長い間、ご先祖を祀ってきた墓所を、
自分の手で撤去してきれいに戻すことは、多くの方にはできません。
だからこそ私は、
「この墓地なら、これくらいで返還の許可が出る」
という仕事ではなく、
「今までありがとうございました」と、
感謝を込めて墓所を返還する。
そんな仕事をしたいと思っています。
私自身がお客様から直接ご相談を受け、
現場を確認し、施工にも携わる。
そのため、工事だけを請け負う業者とは、
現場を見る視点が少し違うのかもしれません。
「工事として完了しているか」だけではなく、
「お客様だったら、この状態を見て納得できるか」
を最後まで考えます。
お客様から直接仕事をいただき、
自分自身が責任を持つ立場として現場に立つ。
だからこそ、最後の一手まで自分が納得できる仕事をしたい。
お墓を撤去する仕事であっても、
そこにあった時間や、ご家族の気持ちまで雑に扱いたくない。
きれいに返すことも、供養のひとつだと私は考えています。
想定外の現場こそ、石屋の経験が生きる
墓じまいの現場では、
事前に聞いていた話と実際の状況が違うことがあります。
納骨室がない。
長い年月が経っていても、ご遺骨が残っている。
聞いていたものとは違うものが納められている。
誰のお墓なのか分からない。
改葬先がまだ決まっていない。
こうした「予定通りにいかない場面」こそ、
石の知識と現場経験が問われると私は考えています。
お墓は一つとして同じではありません。
だから、すべての墓じまいを同じ手順で、
同じように終わらせることはできません。
現場を見て、状況を確認し、
必要であればお客様と一緒に方法を考える。
それが、現場を知る石屋としての責任だと思っています。
「できません」と伝えることも、仕事
お客様の希望だからといって、
何でも「できます」と言うことが正しいとは思っていません。
墓じまいや改葬には、
墓地管理者のルールや手続き、
ご遺骨の取り扱いなど、守らなければならないことがあります。
難しいことは難しいとお伝えする。
別の方法があるなら、一緒に探す。
目の前の仕事を取ることより、
その後もお客様が困らないことを優先する。
それも、私の仕事だと考えています。
石の知識で、供養する気持ちをかなえる
墓じまいには、石屋だからこそ分かることがあります。
墓石の構造、石の性質、墓地の状況、納骨室のつくり、
ご遺骨の状態、周囲のお墓との関係。
そして、古いお墓になればなるほど、
「聞いていた話と実際の状況が違う」ということも珍しくありません。
だからこそ、私は石だけを見るのではなく、
そのお墓に関わるご家族の気持ちまで大切にしたいと思っています。
「どうしたらいいか分からない」
「昔のお墓なので何が入っているか分からない」
「改葬先がまだ決まっていない」
「自分では判断できない」
そんな段階からでも構いません。
石のことは石屋として。
供養のことは終活カウンセラーとして。
そして、分からないことは一緒に整理しながら。
「供養したい」というお気持ちを、
石の知識と現場の経験でかなえる。
これまで培ってきた石材の知識と現場経験を、
これからは「供養する気持ちをかなえるため」に使いたい。
それは、私がこの仕事を続けていく上での
「使命」だと感じています。
主な事業・取り組み
1. お墓と終活のみかげ
墓石の販売・施工だけでなく、
墓じまい、改葬、納骨、終活相談まで、
お客様一人ひとりの事情に合わせたサポートを行っています。
2. 樹木葬ブランド「Mira家」
檀家離れやお墓じまいに悩む寺院と、
新たな供養先を探す方のご縁をつなぐ樹木葬の企画・運営ブランド。
兵庫県川西市の「川西樹木葬 SAKURA GARDEN」などをプロデュースしています。
代表メッセージ
業者選びの、一つの選択肢として
墓じまいや改葬は、人生の中で何度も経験することではありません。
だからこそ、誰に頼むのかを決める前に、
いろいろな業者の考え方や仕事への姿勢を知っていただきたいと思っています。
その中で、もし私たち「みかげ」の考え方に共感していただけたなら、
そのご縁を大切にしたい。
こちらから必要以上に追いかける営業は、私は好きではありません。
本当にご縁のある方とは、
必要な時に、必ず目の前で出会える。
そう信じています。
だからこそ、誰かに選んでいただくために無理に売り込むのではなく、
「この人に相談してみよう」と思っていただける存在であるために、
日々成長していきたい。
いつか振り返ったときに、
「みかげに相談してよかった」と思っていただける存在でありたい。
そのために、これからも一つひとつの仕事を大切にしてまいります。
「うちのお墓は、どうしたらいいんだろう?」
そんな小さな疑問でも構いません。
お墓のこと、供養のこと、終活のこと。
一人で答えを出す必要はありません。
まずはお気軽にご相談ください。
